COLUMN

東濃の中小企業がChatGPTで業務効率化|明日始める5活用

ChatGPTを中小企業の業務効率化に活用する5つの方法を示す図解

「ChatGPTが業務に使えるらしい、でも何から始めればいいか分からない」――土岐市や多治見市の経営者の方とお話していると、ほぼ毎週この相談を受けます。新聞やテレビではAI活用の華やかな事例ばかりが流れますが、従業員10〜30名の中小企業にとって本当に役立つ使い方は、もっと地味で、もっと現実的なものです。

この記事では、私たちFUTSUが実際に社内や顧問先で運用してみて「これは効いた」と感じた5つの活用法を、具体的な手順とプロンプト例つきで紹介します。月額3,000円程度の有料プラン1つで、明日から動かせる内容に絞りました。

そもそもChatGPTで何ができて、何ができないのか

得意なこと と 苦手なこと得意○ 文章の要約と整理○ メール・案内文の下書き○ 翻訳と言い換え○ アイデア出しの壁打ち○ Excel関数の説明苦手× 最新の社内情報× 正確な数値計算× 専門領域の最終判断× 機密データの取扱い× 事実の保証
得意領域に絞ることが成功の第一歩

ChatGPTは「文章を扱う作業」が圧倒的に得意です。逆に、最新の社内データを知らない、計算を時々間違える、機密情報の入力には注意が必要、という弱点もあります。「下書きと整理は任せ、最終判断は人がする」――この線引きさえ守れば、中小企業の現場で十分戦力になります。

活用1:会議の議事録を10分で要約する

議事録が10分で仕上がる流れ会議を録音文字起こし(Whisper等)ChatGPTで要約決定事項ToDoに整理1時間の会議 → 議事録作成時間 60分が10分に
録音→文字起こし→要約の3ステップ

スマホで録音した会議音声を、無料の文字起こしツール(Whisperやスマホ標準の音声入力)でテキスト化し、それをChatGPTに貼り付けて要約させるだけ。私たちFUTSUの社内会議では、これで議事録作成の時間が約1/6になりました。

プロンプト例:「以下の会議書き起こしから、①決定事項、②持ち越し課題、③担当者と期限つきToDo、の3つに分けて箇条書きで整理してください」。役職や人名を意識して書かせると、そのまま社内共有に使える品質になります。

活用2:メール・案内文の下書きを任せる

メール作成 従来 vs ChatGPT従来1. 言い回しに15分悩む2. 過去メールを探す3. コピペして書き換え4. 誤字脱字を確認所要 25〜30分ChatGPT1. 要点を箇条書きで投げる2. 下書きを受け取る3. 自社の言葉に微修正4. 送信所要 5〜8分
悩む時間を確認の時間に置き換える

値上げ通知、納期遅延のお詫び、見積もり送付、展示会のご案内――定型でないメールほど時間を吸い取ります。要点を箇条書きで投げるだけで、丁寧な日本語の下書きが30秒で出てきます。

コツは「相手との関係性」と「望むトーン」を指定すること。例えば「10年付き合いのある仕入先に、原料高騰による5%値上げを丁寧にお願いするメール。相手の立場に配慮し、頭を下げすぎず、根拠を明示する」と書けば、東濃の老舗企業らしい節度のある文面が出てきます。

活用3:FAQページとマニュアルを整備する

属人ノウハウをFAQに変えるベテランの頭の中(口頭・経験・暗黙知)ChatGPTにQ&A化させるWebのFAQ社内マニュアル新人研修資料
同じ素材を3つの形で使い回せる

「電話で何度も同じ質問を受ける」「ベテランが辞めるとノウハウが消える」――東濃の製造業や工務店から特によく聞く悩みです。ベテランへの聞き取りメモや過去のメール対応をChatGPTに渡し、「想定質問と回答のFAQ形式に整理して」と頼めば、たたき台が一気に出来上がります。

出来上がったFAQは、Webサイトに掲載するだけでなく社内マニュアルや新人研修資料にも転用できます。問い合わせ件数の削減と、属人化の解消を同時に進められる、費用対効果の高い使い方です。

活用4:見積もり依頼・RFPの読み解きと回答作成

長い依頼文を5分で構造化☑ 依頼の目的と背景☑ 必須要件と希望要件の分離☑ 予算・納期・評価軸☑ 不明点・確認すべき質問リスト
抜け漏れのない返信が一発で作れる

取引先から届く10ページの仕様書や、補助金の公募要領、得意先からの長い見積もり依頼メール。読むだけで疲れる文章を、ChatGPTに「必須要件と希望要件に分けて、確認すべき不明点もリスト化して」と投げると、5分で構造化できます。

私たちFUTSUでも、お客様からの初回ヒアリング内容をChatGPTで一度棚卸しし、提案前の質問リストを作るのに使っています。返信の抜け漏れが減り、提案の精度が上がるという二重のメリットがあります。なお、機密性が高い文書を扱う場合は、ChatGPTの設定で「学習に使用しない」をオンにしておきましょう。

活用5:Excelの関数と画像内テキストを読み解かせる

社内のミニIT担当として使うChatGPT(ヘルプ役)Excel関数の質問画像から文字起こし用語の意味調べ翻訳と海外メール
専任IT担当がいない会社ほど効く

「VLOOKUPとXLOOKUPの違いを教えて」「この複雑な数式を解読して」「FAXで来た図面を撮影したから、寸法をテキストで抽出して」――専任のIT担当がいない中小企業ほど、こうした“ちょっと聞きたい”の積み重ねが業務を止めます。

ChatGPTは画像を読み取って文字起こしする機能も持っているので、紙のメモや手書き発注書のデジタル化にも使えます。海外取引のあるメーカーでは、英文メールの翻訳と返信文作成にそのまま流用できます。

始め方は「1人・1業務・1ヶ月」で十分

AI活用というと全社一斉導入をイメージしがちですが、それは失敗の元です。まず1人の担当者が、1つの業務で、1ヶ月使ってみる。これで効果が見えてから、社内に広げる順番が現実的です。月額3,000円の有料プランを1アカウント契約するだけなので、初期投資はほぼゼロ。投資判断に稟議もいりません。

注意点は3つだけ。①顧客名や売上などの機密情報は安易に入れない、②ChatGPTの回答は必ず人が確認する、③社内で「使ってOKな範囲」を簡単な1枚ルールで決めておく。これさえ守れば、東濃の中小企業でも十分安全に運用できます。

土岐市・東濃エリアでのAI活用相談はFUTSUへ

私たちFUTSUは岐阜県土岐市のWeb制作会社ですが、サイト制作と並行して「業務の整理」「AI・ツール導入のたたき台作り」も日常的にお手伝いしています。ChatGPTを自社のどの業務から始めるべきか、社内ルールはどう作るか、FAQをWebサイトに反映するならどう設計するか――東濃の中小企業の現場感を踏まえて、一緒に考えます。

「AIで何かしたいけれど、相談相手がいない」――そんな段階こそ、お気軽にご連絡ください。お問い合わせはこちら、見積もりが必要な方は無料見積もりフォームからどうぞ。多治見市・瑞浪市・恵那市・中津川市、もちろん名古屋圏からのご相談も歓迎しています。

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