COLUMN

美濃焼の窯元がECで売る|土岐市から始める通販構築の現実解

美濃焼のECサイト構築を検討する土岐市の窯元のイメージ

「展示会と卸が止まり、ECを始めたいが何から手をつければいいか分からない」——土岐市や多治見市の窯元さん、瑞浪の卸売業者さんから、ここ数年こうした相談をいただく機会が確実に増えました。私たちFUTSUは岐阜県土岐市のWeb制作会社として、美濃焼に関わる事業者の皆さまの近くで仕事をしています。この記事では、Shopify・BASE・自社EC(WordPress+WooCommerceなど)の3つの選択肢を、手数料運用負荷という現場で効く2軸で比較し、どこから始めるべきかを整理します。

まず押さえる:美濃焼ECの「3つの壁」

美濃焼ECで越えるべき3つの壁1. 撮影釉薬の質感個体差の表現サイズ感の伝達2. 送料・梱包割れ物の保護重量と地域差同梱ルール3. 在庫窯出しの波少量多品種卸との配分この3つを回せる仕組みかどうかで、プラットフォームの選び方が変わる
EC構築前に整理したい3つの実務課題

プラットフォームを選ぶ前に、自社の現場で「この3つが回せるか」を確認してください。例えば、織部や志野の質感は標準的なスマホ撮影では伝わりません。送料は1点物のぐい呑みと5kgの大鉢で全く違いますし、窯出しのタイミングで在庫が一気に増減する事業者も多い。これらはプラットフォームの機能では解決しない、運用側の問題です。逆に言えば、ここが整っていれば、最初は無料サービスからでも売上は立ちます。

BASE・Shopify・自社ECの実務比較

運用負荷 × 手数料 マトリクス運用負荷:高運用負荷:低手数料:低手数料:高自社ECWooCommerce等ShopifyBASE玄人向け/長期で安い中堅向け/拡張性◎初心者向け/月商小ならOK
運用負荷と手数料の2軸で見た位置関係

BASEは初期費用・月額無料、決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%。月商10万円なら手数料は約7,000円程度で、最初の一歩としては最も軽い。ただし月商が50万、100万と伸びると手数料負担が重くなります。

Shopifyはベーシックプランで月額3,650円前後+決済手数料3.55%〜。アプリで多言語化や卸売価格表示も実装でき、海外販売や卸サイト併設を狙う窯元に向きます。私たちが土岐市の窯元さんに提案する場合、月商30万円を超える見込みがあればShopifyを軸に検討します。

自社EC(WordPress+WooCommerceなど)は、月額のシステム手数料がかからず、決済手数料のみ。サーバー代月1,500円程度で運用でき、長期的には最安。ただし保守・セキュリティ対応・障害対応が自社責任になり、社内にWeb担当者がいない場合は外注前提です。

どこから始めるか:判断フロー

美濃焼ECの始め方フロー月商の見込みは?(半年後の現実値)〜月商20万円BASEで開始月商30〜200万円Shopify月商200万円〜自社EC検討卸売・海外・実店舗連携が必要なら規模に関わらずShopifyを軸に
月商見込みと業態で選ぶ判断軸

よくある失敗が、いきなり自社ECを200万円かけて作り、月3件しか売れない状態で半年が過ぎるパターンです。私たちが土岐・多治見の事業者にお伝えしているのは、「最初の半年はBASEで売れる商品を見極め、見えてきたらShopifyへ移行する」という段階的な進め方。商品の写真・説明文・梱包フローはどのプラットフォームでも資産として持ち越せます。

ただし、卸売業者で「小売店向けの会員価格EC」を作りたい場合や、海外バイヤーへの販売を見据える場合は、最初からShopifyで設計したほうが結果的に安く済みます。BtoB機能を後付けで作り直すのは負担が大きいためです。

運用で勝負が決まる:3つの実務ポイント

売れるECは運用設計で決まるブランディング窯元の物語・産地の文脈商品ページ5枚以上の写真サイズ・重さ明記集客Instagram連動SEO・リピーター
3つの土台が揃って初めて売上が立つ

プラットフォーム選びよりも、運用の中身がはるかに重要です。具体的には次の3点。

  • 商品写真は1点あたり最低5枚:正面・斜め上・側面・底(高台)・手に持ったサイズ感。美濃焼は手触りと重さが価値の一部なので、必ず重量g表記も入れる
  • 窯元・作り手の物語ページ:「土岐の◯◯窯、四代目」「織部釉を独自配合」など固有の情報を1ページ以上。ここが弱いと価格競争に巻き込まれる
  • Instagramと連動した日常運用:窯出しの様子、新作の試作、工房の四季。EC単体ではなく、見つけてもらう導線とセットで設計する

東濃地方の窯元には、何百年と積み重ねてきた物語があります。それをWebの言葉と写真に翻訳することが、ECの本当の仕事だと私たちは考えています。

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土岐市のFUTSUができること1. 診断現状ヒアリング無料2. 設計プラットフォーム選定・見積3. 構築撮影・原稿サイト制作4. 運用改善・更新伴走支援NOT JUST DESIGN. — ただ作るだけでは終わらせません
FUTSUの美濃焼EC支援フロー

株式会社FUTSUは岐阜県土岐市を拠点に、美濃焼の窯元さん・卸売業者さんのEC立ち上げと運用を伴走支援しています。「BASEで始めたけれど次が見えない」「Shopifyの見積もりが妥当か分からない」「写真と文章から手伝ってほしい」——どんな段階のご相談でも構いません。土岐・多治見・瑞浪・恵那・中津川エリアであれば直接工房にお伺いし、現場を見てからご提案します。

初回のご相談・お見積もりは無料です。お問い合わせフォームまたは無料見積もりページからお気軽にご連絡ください。私たちの考え方は会社案内、これまでの仕事は制作実績でご覧いただけます。

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