COLUMN

バイブコーディングの現実|日本語でツールは作れるのか

バイブコーディングで業務ツールを自作するイメージ図

「プログラマーがいなくても、日本語でお願いするだけで業務ツールが作れるらしい」——最近、経営者仲間や商工会の集まりでよく聞く話です。バイブコーディング(vibe coding)と呼ばれるこの手法、実際どこまでできて、どこでつまずくのか。私たちFUTSUは土岐市で日々、AIに手伝ってもらいながら業務ツールや社内システムを作っています。その現場感から、正直に整理します。

結論から言えば、「作れるものはある。ただし全部ではない」。この記事では、できること・つまずくこと・向く業務と向かない業務、そして「自分で作る」か「作れる会社に頼む」かの判断基準までお話しします。

バイブコーディングとは何か

従来の開発 vs バイブコーディング従来の開発人がコードを書く専門知識が必須数週間〜数か月設計→実装→検証バイブコーディングAIに日本語で頼む方向性の判断が要数分〜数時間で試作会話→動く→直す
従来型とAI活用型の作り方の違い

バイブコーディングとは、ざっくり言えば「AIに日本語で指示して、コードを書いてもらいながら作る」開発スタイルのこと。米国のAI研究者アンドレイ・カルパシー氏が2025年頃に「vibes(雰囲気)でコーディングする」と表現したことが広まりのきっかけでした。

具体的にはChatGPTやClaude、Cursor、GitHub Copilotといったツールに、たとえばこんなふうに頼みます。

  • 「顧客リストのCSVを読み込んで、都道府県別に件数を数えるツールを作って」
  • 「毎日メールで届く注文書PDFから、品番と数量を抜き出して一覧にしたい」
  • 「社内の問い合わせフォームを作って、内容を自動でSlackに流したい」

従来なら「要件定義→設計→プログラミング→テスト」と数週間かかっていた工程が、動くものが数分〜数時間で出てくる。これが騒がれている理由です。

実際にできること・つまずくこと

できること/つまずくこと◯ できること・単発のデータ処理・簡単な入力フォーム・エクセル集計の自動化・社内向け試作ツール・API呼び出しの試験× つまずくこと・エラー時の原因追跡・セキュリティ設計・サーバー公開と運用・他システム連携・長期の保守
試作は得意、公開と運用は難所

私たちFUTSUの現場感で言うと、「一人で完結する作業を効率化する小さなツール」はかなりの精度で作れます。たとえば、

  • 受注CSVを読み込んで、得意先別に集計してエクセルに書き出す
  • 撮った写真を一括でリサイズし、指定フォルダに保存する
  • 複数のPDF見積書から、金額と日付だけ抜き出して一覧化する

この手のものは、非エンジニアの方でも根気があれば動くところまで到達できます。

一方でつまずくのは、「動いた後」です。エラーが出た時に何が起きているか分からない、他の人にも使ってもらおうとしたらセキュリティが怪しい、社内の基幹システムと繋ぎたいが繋げない、半年後に少し直そうとしたら何がどう動いているか誰も説明できない——。ここは今のAIでもまだ人間の判断が要ります。

向く業務・向かない業務の見分け方

自作で行ける?頼むべき?← 使う人が少ない使う人が多い →← 一度だけ長く使う →◎ 自作で試す単発集計 個人効率化△ 試作→相談部署内ツール 短期利用△ 慎重に専門データ 個人資産× 頼むべき基幹業務 顧客データ扱い
使う人数と利用期間で判断する

2軸で考えると整理しやすくなります。「使う人が何人か」と「どのくらいの期間使うか」です。

  • ◎ 自作向き:自分だけが月に数回使う集計ツール、一度限りのデータ変換など。壊れても自分が困るだけなら、AIと壁打ちしながら作って十分
  • △ 試作は自作、本番は相談:部署内で数人が使うツール、期間限定のキャンペーン受付フォームなど。まずAIで試作して、要件が固まったら作れる会社に渡す
  • × プロに頼むべき:顧客情報を扱う、売上に直結する、他システムと繋ぐ、長く使う——このどれかに当てはまるなら、最初から相談したほうが結局早くて安全

よく起きるのが、「自作で動いたから本番でも使ってしまい、半年後にトラブル」というパターン。個人で試すのは大歓迎ですが、他人が使う瞬間に責任のレベルが変わることは意識しておきたいところです。土岐や多治見、瑞浪の中小企業の方から、こうした「動いてしまったツールの引き取り相談」もよくいただきます。

「自分で作る」か「作れる会社に頼む」かの判断基準

判断フロー顧客データを扱う?NoYes → 相談3人以上が使う?NoYes → 相談1年以上使う?すべてNo → 自作OK
1つでもYesなら相談を検討

私たちが実務でお伝えしている判断基準はシンプルです。次のどれか1つでもYesなら、作れる会社に相談したほうが結果的に安上がりです。

  • 顧客情報や売上データなど、外に漏れたら困るデータを扱う
  • 自分以外に3人以上が使う
  • 1年以上使う予定がある
  • 他のシステム(会計ソフト、販売管理、EC等)と繋ぐ必要がある

逆に、これらが全部Noなら、AIと会話しながら自作するのがいちばん早い。私たちFUTSUも社内の細々したツールは、日々AIに書いてもらっています。「バイブコーディングは万能ではないが、使いどころを見極めれば強力」——これが2025年時点の正直な評価です。

ちなみに「試作は自分でやったが、本番運用に耐える形に整えたい」というご相談も増えています。ゼロから作るより、動くたたき台があるほうが要件整理も速く、結果として費用も抑えられるケースが多いです。AI開発・業務ツール構築岐阜・東濃でのAI導入支援のページも参考にしてみてください。土岐市周辺のより地域に寄せた事例は多治見市向けページにもまとめています。

お気軽にご相談ください

無料AI業務診断の流れ1. ヒアリング業務を伺う2. 整理AI適性を判定3. 提案自作か外注か費用ゼロ 岐阜県内は訪問可
まずは診断だけでもお気軽に

「うちの業務、バイブコーディングで作れるものはある?」「自作でやってみたけど本番に持っていけない」——そんな時は、株式会社FUTSUの無料AI業務診断をご利用ください。土岐市を拠点に、東濃エリア(多治見・瑞浪・恵那・中津川)や名古屋圏まで対応しています。

どの作業がAIでラクになるか、そして「自分で作る/頼む/そもそも作らない」のどれが最適か、私たちの現場感を交えて整理します。無料AI業務診断はこちらから、またはお問い合わせフォームまでお気軽にどうぞ。

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