COLUMN

電話の一次受付だけAIに任せる|土岐の小さな会社の現実解

AIが電話の一次受付を行い、必要な用件だけを人に取り次ぐ仕組みの図解

見積書を書いている最中に電話が鳴る。出てみたらコピー機の営業。ようやく席に戻ると、さっきまで考えていた金額の根拠が飛んでいる——。1人で経理も総務も現場対応もこなす小さな会社では、こうした「電話による作業中断」が地味に効いてきます。

最近は「電話をやめよう」「チャットに切り替えよう」という声も聞きますが、取引先や年配のお客様がまだ電話中心という現実もあります。私たちFUTSUがおすすめするのは、電話そのものを無くすのではなく、一次受付だけAIに任せるという現実的な折衷案です。

なぜ「取り次ぎ」で仕事が進まないのか

1本の電話で失われる時間作業に集中見積作成中電話が鳴る営業電話3分の対応+ 復帰に15分集中の断絶が本当のコスト通話時間より 思考の巻き戻しが痛い
電話対応の本当のコストは「復帰時間」

電話対応そのものは3分で済んでも、直前までやっていた作業に頭を戻すのに10分〜15分かかる、という感覚は多くの方が持っているはずです。心理学ではこれを「スイッチングコスト」と呼びますが、要は「一度切れた集中は簡単には戻らない」ということ。

とくに従業員数名の会社では、電話に出るのがいつも同じ人になりがちです。事務担当が経理・請求・来客・電話を全部抱えていて、月末になると通話ログの半分は「不在です、折り返します」——そんな現場を、東濃でもよく目にします。

かかってくる電話を4つに仕分ける

電話の中身を4つに分けるAIで済む人が出るべき営業電話コピー機 保険広告代理店クレーム納品トラブル緊急の相談よくある質問営業時間 場所折返し依頼既存顧客新規発注指名の相談
左側の2象限はAIで受けきれる

私たちがお客様と一緒に整理するとき、電話は大きく4つに分かれます。

  • 営業電話:コピー機、保険、Web広告の売り込み。断るだけの時間
  • よくある質問:営業時間、駐車場の場所、定休日、支払い方法
  • クレーム・緊急:納品ミス、機械の故障、体調不良の連絡
  • 既存顧客の指名:担当者を名指しした発注や打合せ依頼

このうち、AIの一次受付で十分にさばけるのは左側の2象限——営業電話とよくある質問です。全体の6〜7割がここに入る会社も珍しくありません。右側の2象限、つまりクレーム対応と既存顧客からの指名は、必ず人につながないと信頼を損ないます。

「一次受付AI」はこう動く

AI一次受付の分岐フロー着信お電話ありがとうAIが用件確認ご用件をどうぞ営業電話 → 自動応答で完結担当不在の旨を伝えて切電よくある質問 → AIが回答営業時間 場所 定休日指名 緊急 → 人に転送要約テキストが先に届く
用件を聞き分けて必要な時だけ人に回す

一次受付AIは、いわば「電話に出てくれる新入社員」です。着信するとまず名乗り、用件を聞き、そこで振り分けます。

  • 営業電話と判定 → 「担当が不在です」と丁寧に伝えて終了
  • 営業時間・場所などの定型質問 → AIが直接回答
  • 折り返し希望 → 名前・電話番号・用件を聞いてテキストで担当者へ通知
  • 担当者を指名 or 緊急ワードを検知 → その場でスマホに転送、または要約を先に送る

ポイントは、人に取り次ぐ前に「文字の要約」が届くこと。担当者はスマホの通知で「◯◯商事の田中さん、来週の納期の件で折返し希望」と先に読んでから、落ち着いたタイミングでかけ直せます。作業を切らずに済むわけです。技術的な仕組みや当社の対応範囲はAI開発のページにまとめています。

導入前に社内で決めておくこと(チェックリスト)

導入前に決める6項目AIが名乗る会社名と第一声の文言営業電話と判定するキーワードよくある質問と回答例 最低10個緊急転送する条件と転送先番号要約メッセージの送り先と担当既存顧客への事前案内の方法
この6項目が埋まれば導入はスムーズ

ツールを契約する前に、社内で決めておくと立ち上げがスムーズなことがあります。私たちが土岐市や多治見市の中小企業に導入をお手伝いする際、必ず一緒に整理する項目です。

  • AIが名乗る会社名と第一声:「はい、株式会社〇〇でございます」など、社風に合わせた文言
  • 営業電話と判定するキーワード:「広告のご案内」「Webサイトの件で」など、ここは会社ごとに違う
  • よくある質問と回答例:最低10問。営業時間、駐車場、支払い方法、返品ルールなど
  • 緊急転送の条件と転送先:どんな時に鳴らすか、社長のスマホか事務のスマホか
  • 要約メッセージの送り先:LINE、Slack、メールのどれか。担当ごとに振り分けるか
  • 既存顧客への事前案内:「AIが最初に出ますが、担当が必要な場合はお繋ぎします」の一言をどう伝えるか

最後の「事前案内」は意外と大事で、これを飛ばすと年配のお得意先が驚いて「電話がおかしくなった」と勘違いされることがあります。多治見エリアでご相談を受けた事例では多治見向けページもご参考にどうぞ。

やってはいけない導入の仕方

やりがちな失敗 vs 現実解失敗パターン× 全ての電話をAIに任せる× 既存客に事前案内なし× 転送条件を決めずに開始× 要約の宛先が全員宛て× 3ヶ月ログを見直さない現実的な進め方○ まず営業電話だけ弾く○ 既存客には葉書で通知○ 指名は即転送に設定○ 要約は担当ごとに振分け○ 月1でログを見直す
小さく始めて月1で見直す

いちばん多い失敗は「全部の電話をいきなりAIに任せる」ことです。導入直後は判定精度も甘く、既存顧客がAI応答に戸惑うケースも出ます。おすすめは段階的な導入——最初は営業電話の判定と、営業時間などの定型質問だけをAIに任せ、指名や緊急は最初から人に転送する設定にしておくことです。

運用が始まったら、月に1回はログを見直します。「この用件はAIに任せられそう」「この判定は間違っていた」と気づいたら、キーワードや回答文を追記していく。この地道な調整が効いてきます。岐阜・東濃エリアでこうした導入の伴走をご希望なら岐阜・東濃のAI導入支援のページもご覧ください。また、電話対応以外の業務も一緒に見直したい方にはAI研修をセットにするケースもあります。

お気軽にご相談ください

株式会社FUTSUは岐阜県土岐市を拠点に、東濃・名古屋圏の中小企業の業務効率化をお手伝いしているWeb制作・AI開発の会社です。電話の一次受付をはじめ、日々の作業のうち「これ、AIに任せられないだろうか?」というモヤモヤを、まず言語化するところからご一緒します。

どの業務がAIでラクになりそうか、費用感はどのくらいか——無料AI業務診断で整理してお伝えします。土岐市・多治見市・瑞浪市・恵那市・中津川市はもちろん、名古屋方面からのご相談もお気軽にどうぞ。お問い合わせフォームからお待ちしています。

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