COLUMN

シフト作成AI vs 市販ツール|中小企業の選び方

シフト作成AIと市販ツールの比較を示すイメージ

「今月のシフト、まだ組めていない」——月末が近づくたびに、そう呟いている店長や施設長は東濃エリアにも少なくありません。私たちFUTSUは土岐市のWeb制作会社ですが、最近は「AIでシフト作成をなんとかできないか」というご相談を、飲食店・介護施設・小売店から続けていただいています。

結論から言うと、シフト作成の悩みを解く選択肢は、いま大きく2つに絞られました。市販のシフト管理ツールを買うか、ChatGPTなどの生成AIで自分の職場専用の仕組みを作るか。この記事では、どちらがどんな職場に向くのかを、人数規模と制約の複雑さから整理します。

なぜシフト作成は「2択」に変わったのか

シフト作成の3つの選択肢手作業Excel毎月2〜5時間属人化しやすい従来の主流市販ツール月3千〜数万円汎用ルールに強い選択肢AAIで自作月数千円のAI利用料特殊ルールに強い選択肢B
Excel手作業から、市販ツールorAI自作の2択へ

これまでシフト作成は、Excelや紙で手作業か、月額数千円〜数万円の市販ツールを導入するか、の実質2択でした。ところが2023年以降、ChatGPTなどの生成AIが実用レベルに達し、「自分の職場の細かいルールを覚えさせたAIに毎月シフトを叩き台まで作らせる」という第3の道が現実的になっています。

重要なのは、市販ツールとAI自作は優劣ではなく向き不向きで分かれるという点です。何を選ぶかは、職場の人数と制約ルールの複雑さで決まります。

市販ツールが向く職場と、選び方の要点

市販ツールが向く職場チェックスタッフ数が10〜100人規模スタッフ自身が希望を入力できる勤怠打刻や給与連携も一緒に欲しいルールは一般的(早番遅番夜勤など)紙の希望シート回収をやめたい3つ以上当てはまれば市販ツール優位
汎用的な制約なら市販ツールのほうが早い

市販のシフト管理ツールが向くのは、次のような職場です。

  • スタッフが10人以上おり、希望収集自体が負担になっている
  • 勤怠打刻や給与ソフト連携もセットで整えたい
  • シフトルールが「早番・遅番・夜勤」など業界的に一般的なもの

たとえば多治見市の20席規模の飲食店で、アルバイト15人の希望を毎月LINEで集めていた店長のケース。市販ツールを入れたら、スタッフがスマホから直接希望を入れてくれるようになり、集計の手間そのものが消えました。この「希望収集の自動化」が、市販ツール最大の価値です。

選び方の要点は3つ。①希望収集がスマホで完結するか、②自社のルール(連勤上限、資格保有者の必須配置など)を設定できるか、③既存の勤怠・給与とつながるか。無料トライアルで、実際に1ヶ月分作ってみて確認するのが確実です。

AI自作が向くのは「特殊ルールが多い職場」

人数×ルール複雑さで見る選び方人数:多い人数:少ない単純複雑市販ツールチェーン店・中規模施設ツール+AI併用大規模介護・病院などExcelで十分5人以下の小さな店AI自作が最適小規模で制約が独特
右下(少人数×特殊ルール)がAI自作の主戦場

一方、AIで自分用のシフト作成の仕組みを組むほうが向くのは、次のようなケースです。

  • スタッフ5〜15人程度で、市販ツールを入れるほどではない
  • 「Aさんは月・水しか入れない」「有資格者を各シフトに必ず1人」といった職場固有のルールが多い
  • 希望はLINEや口頭で集められていて、そこは困っていない

たとえば土岐市の小規模なデイサービスで、看護師1名の同時勤務が必須、送迎ドライバーは午前・午後で別枠、パート職員の「子どもの学校行事日は休み」といった制約が10種類以上あるケース。こういう職場は、市販ツールの設定項目に収まりきらず、結局手作業に戻ってしまいがちです。

ここでAIに職場のルール一覧と、スタッフ全員の希望・制約をまとめたテキストを渡すと、叩き台のシフト表を出してくれます。100点ではないので管理者が最後に手を入れますが、ゼロから組む時間はぐっと減ります。仕組み作りの相談は、岐阜・東濃のAI導入支援のページでもご案内しています。

AI自作をやってみる時の現実的な進め方

AI自作シフトの4ステップ1ルールを書き出す連勤上限資格必須など2希望を1枚に集約スタッフ全員の希望をテキスト化3AIに叩き台を作らせる指示文を保存し毎月流用4管理者が最終調整相性や気配りは人間の役割
AIは叩き台まで、最終判断は人間が担う

AI自作を進める時、最初でつまずかない順番は次のとおりです。

①ルールを箇条書きで書き出す。「連勤は5日まで」「日曜は最低3人」「Bさんは17時までしか入れない」など、頭の中にあるものを全部テキストにします。ここが一番の準備仕事で、実はこれ自体が業務整理になります。

②スタッフ全員の希望を1枚にまとめる。LINEで集めているならコピペで十分。フォーマットは揃っていなくてもAIが読み取ります。

③AIに指示文を渡して叩き台を出させる。この指示文は「プロンプト」と呼ばれるものですが、要はお願い文です。うまくいった指示文はメモしておき、翌月からは日付と希望だけ差し替えて使い回します。

④管理者が最後に調整する。「この2人は組ませないほうがいい」といった、書き出しにくい空気感の部分は人間が仕上げます。AIに100点は求めず、80点の叩き台を出させることが狙いです。

私たちFUTSUでも自社のスケジュール調整でAIを使っており、「ゼロから考えるより、叩き台に赤入れするほうが圧倒的にラク」というのが正直な実感です。同じ考え方はAIを使った業務改善AI研修でもお伝えしています。

迷ったら、まず現状を棚卸ししてみる

診断フロースタッフは何人?10人以上10人未満希望収集は困っている?ルールは特殊?市販ツール希望収集が自動化されるAIで自作固有ルールに柔軟対応
人数と希望収集の負担で最初の分岐が決まる

選び方に迷ったら、まず紙一枚で今のシフト作成を棚卸ししてみてください。①スタッフ数、②毎月かけている時間、③困っているのは「希望収集」か「組み合わせの計算」か、④他社ツールに載せづらい独特のルールがあるか。この4つが見えれば、市販ツール寄りかAI自作寄りかは、ほぼ自然に絞れます。

中津川市のある介護事業者の方には、最初「シフト管理ソフトを選びたい」とご相談いただいたのですが、棚卸ししたら本当のボトルネックは資格者配置ルールの複雑さでした。結果、勤怠打刻は市販ツール、シフト組みはAIという併用に落ち着いた例もあります。中津川エリアの支援内容もあわせてご覧いただけます。

お気軽にご相談ください

シフト作成AIと市販ツール、どちらが自社に合うかは、実は現場のルールを棚卸ししないと判断できないものです。私たちFUTSUは岐阜県土岐市を拠点に、東濃エリアの中小企業のみなさまへ、AI導入の伴走をしています。

「シフト以外にも、AIで減らせる仕事があるか知りたい」という方には、無料AI業務診断をご用意しています。現在の業務を伺い、どこからAI化するのが効果的かを、押し売りなしでお伝えします。どの作業がAIでラクになるか、まずは無料AI業務診断でお試しください。お問い合わせフォームからのご相談も歓迎です。

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