COLUMN
中小企業のWeb素材を画像生成AIで作る|安全な使い方と落とし穴
「ホームページの写真素材、毎回どこから持ってくるか悩む」「いいストックフォトは月額が高い」「カメラマンを呼ぶほどではない」——東濃の中小企業のWeb担当者と話していると、素材の悩みは想像以上に深いと感じます。
そこで2024年あたりから一気に現実解になったのが、画像生成AIです。Midjourney、DALL-E、Stable Diffusion、Adobe Firefly。月数千円で、ストックフォトでは見つからないビジュアルを作れるようになりました。
ただし、便利さの裏で、商用利用の落とし穴・著作権・ブランドの一貫性といった注意点も増えています。私たちFUTSUが土岐市の現場で実際に使ってみて見えてきた、中小企業のWeb担当が押さえておくべき実務ポイントをまとめます。
画像生成AIの主要3ツール、何が違うのか
まず、中小企業のWeb担当が選ぶときに迷うのが「どれを使うか」。ざっくり言うと役割が違います。
- Midjourney:とにかく絵として美しい。ブランドのトップビジュアルや、写真っぽいイメージカットを作るのに強い。月10ドル前後から。Discord経由が基本だが、最近はWeb版も使える
- DALL-E 3:ChatGPT Plus(月20ドル)の中で使えるので、「文章作りながら挿絵も作る」という流れに馴染む。挿絵・アイコン・図解の素案に便利
- Stable Diffusion:無料・オープンソース。自分のPCで動かせばランニングコストゼロ。ただし環境構築が必要で、Web担当者ひとりで運用するには学習コストが高い
Web担当者がまず触るなら、Midjourney か DALL-E 3 の二択でいいと思います。Stable Diffusion は「制作会社に任せる領域」と割り切ってよい段階です。
商用利用で必ず確認すべき3つのライセンス論点
「AIが作った画像なら自由に使える」と誤解されがちですが、現実はそう単純ではありません。中小企業のサイトで使う前に、次の3つを必ず確認してください。
① 利用プランと商用条件
たとえばMidjourneyの場合、有料プランであれば原則として商用利用可ですが、年間売上が一定額を超える企業は上位プランが必要、といった条件があります。DALL-Eも、ChatGPT経由で生成した画像は商用利用可とされていますが、規約は変わるので導入時と更新時に必ず最新版を見てください。
② 実在の人物・ブランド・キャラクター風の生成を避ける
「有名な俳優風」「ジブリ風」「有名ブランドのロゴ風」といったプロンプトは、たとえAIが生成したものでも、肖像権・著作権・商標侵害の問題になり得ます。Web素材として安全に使うなら、こうした固有名詞は最初から避けるのが鉄則です。
③ AI生成であることの明示
法律上の義務はまだ整っていませんが、特に採用ページの「社員風」写真や、サービス紹介の「お客様風」写真は、AI生成であると明記するか、そもそも使わないほうが信頼を守れます。「実在しない人物を実在するかのように見せる」は、後でバレたときのダメージが大きい領域です。
中小企業のWebサイトで「使える場所」と「避ける場所」
私たちFUTSUがクライアントに必ず伝えているのは、「事実を伝える写真は本物、概念を伝えるビジュアルはAIでもOK」という線引きです。
向いているのは、抽象的なメインビジュアル、サービスの世界観を表現するイメージカット、ブログ記事の挿絵、背景パターン、SNS投稿用の素材など。「これは具体的な誰か・どこかではない」と読み手にも分かる領域です。
逆に避けるべきは、社員写真、お客様の声に添える顔写真、自社製品の実物、店舗・工場の外観、事例紹介の現場写真。これらをAIで「それっぽく」作ってしまうと、見る人が「本物だ」と信じる可能性があり、後で大きく信頼を損ねます。土岐市の製造業のお客様で「工場の写真をAIで作れますか」と聞かれたことがありますが、ここは絶対に実写でいきましょう、と必ずお答えしています。
ブランドの一貫性を保つ実務テクニック
画像生成AIで意外と難しいのが、「サイト全体で世界観を揃える」こと。1枚ずつ良い画像が出ても、並べたときにバラバラだとプロっぽさが消えます。
実務でやるべきことはシンプルで、プロンプトをテンプレ化することです。たとえば「落ち着いた暖色トーン、自然光、フィルム写真の質感、被写界深度浅め、ミニマル構図」のような共通指示をテキストファイルにまとめておき、毎回コピペして末尾に被写体だけ書き換える。これだけで一貫性は大きく上がります。
それでも生成結果は揺れるので、最後にPhotoshopやCanvaなどで色味のトーン補正をかけると揃います。私たちが東濃の中小企業のサイトを作るときも、ヒーロー画像から下層の挿絵まで、この「プロンプトの資産化+後処理」のセットで世界観を守っています。
土岐市・東濃エリアでのご相談はFUTSUへ
画像生成AIは、月数千円の投資で素材コストを大きく下げられる強力なツールです。一方で、「どこに使い、どこに使わないか」「商用ライセンスの確認」「ブランドの一貫性」といった判断は、最初の設計でつまずくとあとが大変です。
私たちFUTSUは、土岐市・多治見市・瑞浪市・恵那市・中津川市など東濃エリアと名古屋圏の中小企業向けに、Web制作とあわせてAI素材の運用ルール作りまでお手伝いしています。「ストックフォト代を見直したい」「採用サイトに使えるイメージを増やしたい」「自社のブランドに合うAI素材を作りたい」——そんなご相談があれば、お気軽にご連絡ください。
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