COLUMN
恵那の栗菓子・食品事業者へ|贈答需要をECで売り切る導線設計
栗きんとんに代表される恵那・中津川の食品は、9月から翌1月にかけての贈答・シーズン需要が売上の大半を占める、という事業者さんが少なくありません。店頭は行列、電話は鳴りっぱなし、けれどECだけは伸び悩む——そんな相談を、私たちFUTSUも東濃エリアでよく受けます。
この記事では、限られた繁忙期に売り切るためのECサイト設計を、商品ページ・予約販売・リピート導線の3点に絞って整理します。Shopify や BASE といったカート選定の話ではなく、その手前の「売れる作り」の話です。
なぜ東濃の食品はECと相性がいいのか
まず前提として、恵那・中津川の栗菓子、山岡の寒天、串原の五平餅のタレなど、東濃の食品は「贈答文化」「季節性」「地域ブランド」の3拍子が揃っています。これは食品ECにおいて非常に強い土台です。
たとえば栗きんとんは9〜11月、寒天は冬〜春、五平餅のタレは通年でもお盆・年末が伸びる、という具合に、ピークが読める商材はEC広告や予約販売の設計がしやすい。恵那市エリアの事業者さんの制作事情は恵那市向けページにもまとめています。
商品ページで落とすお客を減らす3つの原則
EC集客まで頑張っても、商品ページで離脱されてはもったいない。贈答向け食品の商品ページは、次の3つを満たしているかで成約率が大きく変わります。
具体的には、次のような要素を1ページに詰め込みます。
- 「お歳暮に」「両親への手土産に」など用途タグを写真近くに配置
- のし・包装紙・木箱・紙袋の実物写真を3枚以上
- 常温/冷蔵/冷凍の別と、到着後の消費期限(例:発送日+3日)
- 送料表を「北海道/東北/関東〜沖縄」で1枚の画像に
とくに贈答は「相手に失礼がないか」を気にする買い物です。不安を先回りで消す情報量が、そのままCVR(購入率)に効いてきます。
予約販売で繁忙期の機会損失を防ぐ
恵那の栗きんとんのように作れる数に上限がある食品は、需要ピークで必ず売り切れが発生します。ここで「完売しました」だけの表示にしていると、そのお客はもう戻ってきません。予約販売と入荷通知の仕組みは必須です。
実務で仕込むのは主に3つの仕掛けです。
- 先行予約カレンダー:発送希望日を週単位で選ばせ、生産計画と揃える
- 入荷通知メール:完売時に「再入荷お知らせ」ボタンを常設。翌年の顧客リストになる
- お歳暮リマインド:昨年11月に買った顧客へ、今年10月にメールとLINEで先行案内
中津川の和菓子屋さんの例では、この3点を仕込んだだけで、翌年の9月時点の売上が前年比1.4倍まで伸びたケースがあります。ポイントは「完売=終了」ではなく「完売=リスト化」に置き換えることです。
シーズン後もリピートを生む導線
季節商品しかない事業者ほど、ピークを越えた1〜8月をどう繋ぐかが課題になります。ここで効くのが「主力の周辺商品」と「顧客との関係維持」の2軸です。
具体的な打ち手はたとえばこうです。
- 栗きんとん→栗どら焼き・栗ようかんなど通年の派生商品を1〜2品用意
- 寒天なら、夏のところてん/冬の煮溶かし用と用途別ページを分ける
- オフ期は月1回、レシピや畑の様子など売り込みでないメールを配信
- 年2回、お中元・お歳暮のハガキDMを過去購入者に送る(EC離れ層の掘り起こし)
恵那・中津川エリアの食品事業者さんは、地域名そのものが強いブランドです。だからこそ、「単発の贈答客を、毎年の常連に変える設計」にECを寄せていくと、シーズン商戦の売上天井が徐々に上がっていきます。
お気軽にご相談ください
私たちFUTSUは岐阜県土岐市のWeb制作会社として、東濃エリアの食品事業者さんのEC構築・改善をお手伝いしています。恵那の栗菓子屋さん、中津川の農産加工品メーカーさん、寒天や五平餅など、小規模でも季節商戦をしっかり売り切るECを一緒に設計していきます。Shopify・BASEの選定から、予約販売の仕組み、リピート導線まで、貴社の商材に合わせて具体的にご提案します。まずはお問い合わせ、または無料見積もりからお気軽にどうぞ。現状のECを拝見してのご相談も歓迎です。