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恵那の宿泊施設向け|OTA手数料を減らす直予約導線

恵那の宿泊施設が直予約を増やすための導線設計イメージ

恵那峡や馬籠、付知峡といった観光資源に恵まれた恵那市・中津川市エリアでは、コロナ後の観光需要回復とともに、旅館・民宿・グランピング施設の稼働は戻りつつあります。ただ、経営者の方と話すと決まって出るのが「予約は入るけど、利益が残らない」という声です。原因の多くはOTA(楽天トラベル・じゃらん・Booking.comなど予約サイト)の手数料負担。1泊2万円の予約が入っても、手数料15%なら3,000円が消えていきます。年間で見れば数十万〜数百万円規模の話です。

私たちFUTSUは岐阜県土岐市のWeb制作会社として、東濃の宿泊事業者から相談を受ける機会が増えてきました。この記事では、OTA依存から少しずつ抜け出し、自社サイトからの直予約比率を上げるための具体策を、小規模宿でも実装できる範囲でまとめます。

OTA手数料が利益を削る構造を数字で見る

1泊20,000円の予約 手取り比較OTA経由売上 20,000円手数料 -3,000円手取り 17,000円自社サイト直予約売上 20,000円手数料 -0円手取り 20,000円
OTA1件あたり3,000円の手数料差

まず現状を数字で確認します。主要OTAの手数料はおおよそ次の通りです。

  • 楽天トラベル:8〜12%程度
  • じゃらん:8〜12%程度
  • Booking.com:15%前後
  • Expedia系:15〜18%前後

仮に年間売上3,000万円の宿がすべてOTA経由(平均手数料12%)だとすると、年間360万円が手数料に消えている計算です。これを直予約比率30%に持っていければ、108万円が手元に残ります。パート1人分の人件費に相当する規模感です。

もちろんOTAを完全に切る必要はありません。集客窓口としての価値は大きい。目指すのは「OTAで知ってもらい、2回目以降は自社サイトから来てもらう」流れを作ることです。

直予約導線をつくる3つの基本ステップ

直予約を増やす3ステップSTEP 1予約システム導入STEP 2直予約特典を設計STEP 3再訪導線で囲い込み3つを揃えて初めて OTA からの流出が止まる
順に整えないと直予約は増えない

ステップ1は予約システムの導入です。自社サイトに「予約フォーム」しかない宿はまだ多いのですが、これでは在庫管理が二重になり、ダブルブッキングの原因になります。TL-リンカーン、ねっぱん、TEMAIRAZU、STAY LINKといったサイトコントローラーと連携できる予約エンジン(例:TripLa、Direct In、CHILLNN、Reservitなど)を選ぶと、OTAと自社サイトの在庫を一元管理できます。月額1〜3万円程度から始められるものが多く、直予約1件で回収できる規模感です。

ステップ2は直予約特典の設計。OTAより安くする「ベストレート保証」は基本ですが、価格だけでは弱い。恵那・中津川の宿でうまくいっている例だと、次のような特典があります。

  • 公式サイト予約で地酒1杯サービス(原価200円、感謝度は高い)
  • チェックアウト12時まで無料延長
  • 栗きんとん・五平餅など地元銘菓のウェルカムスイーツ
  • 次回使える1,000円割引クーポン(次回もOTAに流さないための布石)

ステップ3は再訪導線。チェックアウト時にLINE公式アカウント登録を促し、メールアドレスも取得しておく。次回は「LINEから公式サイト予約で1,000円引き」と誘導する流れを作れば、リピーターがOTA経由に戻ることは激減します。恵那市エリアの制作事情については恵那市向けページでも触れています。

Googleマップ(GBP)が直予約の入口になる

Googleマップから直予約への流れ検索者恵那 宿泊恵那峡 旅館馬籠 民宿で検索マップ表示写真 口コミ営業情報ウェブサイトボタン公式サイト直予約成立手数料 0円
マップ経由の流入はOTAを経由しない

見落とされがちですが、Googleビジネスプロフィール(GBP/Googleマップの店舗情報)はOTAを介さない集客窓口として非常に強力です。「恵那 宿泊」「恵那峡 旅館」「馬籠宿 民宿」で検索すると、上部にマップ結果が並びます。ここで自社サイトへのリンクを踏んでもらえれば、OTAは介在しません。

実装の勘所は次の通りです。

  • 「ウェブサイト」欄には必ず自社サイトのTOPまたは予約ページを設定(OTAリンクにしない)
  • 写真は最低30枚、部屋・食事・外観・周辺観光地をバランスよく
  • 口コミには24時間以内に返信、テンプレ文でなく個別の内容で
  • 「投稿」機能で季節の特典・空室情報を週1回更新
  • 属性で「無料Wi-Fi」「駐車場あり」「温泉」など該当項目を漏れなく設定

恵那・中津川エリアは競合宿の数がそこまで多くないため、GBPを丁寧に運用するだけで表示順位が上がりやすい市場です。名古屋圏から中央道で1時間強という立地は検索ユーザーにも刺さります。土岐や多治見の飲食店支援でも同じ手法を使いますが、宿泊業のほうが1件あたりの単価が高いぶんROIは大きく出ます。

自社サイトで「予約したくなる」情報を揃える

直予約前に見たい情報チェックリスト部屋タイプごとの詳細写真(最低5枚ずつ)食事内容と料理長のこだわりアクセス方法(車 電車 送迎の有無)周辺観光スポットと所要時間キャンセルポリシーと直予約特典の明記予約ボタンを全ページの目立つ位置に固定
これが揃わないとOTAに戻される

GBPやSNSから自社サイトに来てもらっても、サイト内で必要な情報が揃っていなければユーザーは結局OTAで予約します。理由は単純で、OTAには写真も口コミも料金表も揃っているからです。自社サイトはOTA以上に情報が揃っている状態が最低ラインです。

特に効果が大きいのは次の3点です。

  • 部屋タイプごとの独立ページ:OTAでは6枚しか載せられない写真も、自社サイトなら20枚載せられます。窓からの景色、水回り、アメニティまで見せる
  • 料理の物語:「地元恵那産の朴葉味噌」「中津川の栗を使った季節限定コース」など、OTAの料理写真1枚では伝わらない背景を書く
  • スマホでの予約ボタン固定表示:画面下部に常に「空室を見る」ボタンを表示。予約エンジンへの遷移を1タップに

キャンセルポリシーも意外な離脱ポイントです。OTAは規定が明確ですが、自社サイトで曖昧だと不安になって離脱します。「7日前まで無料、3日前50%、当日100%」のように明記しましょう。

土岐のFUTSUに、まずは現状のご相談を

恵那・中津川の宿泊事業者の方から「OTA手数料を下げたいけど、どこから手をつければいいかわからない」というご相談を、ここ1年でよくいただきます。予約エンジンの選定、直予約特典の設計、GBPの初期整備、自社サイトの部屋ページ再構成——一度に全部やる必要はなく、年間手数料の大きさに応じて優先順位をつけて着手していけば十分に効果は出ます。

私たちFUTSUは岐阜県土岐市を拠点に、東濃エリアの中小事業者のWebを支援しています。宿泊業の現状ヒアリングと、どこから改善すべきかの整理は無料で承っていますので、お問い合わせフォームまたは無料見積もりページからお気軽にご連絡ください。手数料で消えていた利益を、少しずつ手元に戻していきましょう。

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