COLUMN
可児の外国人住民に届く多言語発信|やさしい日本語の実務
可児市は岐阜県内でも外国人住民の比率が高い地域として知られ、住民の約1割が外国籍という時期もありました。フィリピン、ブラジル、ベトナム、中国など出身国も多様で、店舗・医療・サービス業を営む事業者や、外国人を雇用する企業にとって、多言語の情報発信は「特別な配慮」ではなく、すでに顧客層・採用層そのものになっています。
とはいえ、いきなり全ページを5言語化するのは現実的ではありません。私たちFUTSUが可児市周辺の事業者からご相談を受けるときも、最初に整理するのは「何語を、どのページから、どの方法で」という優先順位です。本記事では、やさしい日本語と多言語翻訳をどう切り分けるか、自動翻訳で十分な箇所と人力が必要な箇所はどこか、を現場感を交えて解説します。
可児市で「多言語対応」が売上と採用に直結する理由
具体的には、こんな場面で多言語対応の有無が成果を分けます。
- 飲食店・小売:メニューや営業時間がポルトガル語で読めるだけで、家族連れの来店が増える
- クリニック・歯科:問診票や予約方法を母語で確認できれば、初診の不安が下がり予約率が上がる
- 製造業・物流:採用ページにベトナム語のメッセージが1段落あるだけで、応募の質と量が変わる
逆に「日本語のみのサイト」のままだと、来店も応募も日本語が堪能な層に限られ、可児や美濃加茂など東濃・中濃エリアの本来の市場規模を取りこぼしてしまいます。
翻訳の優先順位|何語を・どのページから始めるか
私たちFUTSUがおすすめしているのは、いきなり多言語化に走らず、まず「やさしい日本語」で土台を作る順番です。可児市の外国人住民の多くは日本での生活経験があり、ひらがな中心・短い文・専門用語なしの日本語であれば理解できるケースが少なくありません。
そのうえで、言語の優先順位はおおむね次の通りです。
- 第1優先:ポルトガル語(可児・美濃加茂エリアではブラジル系住民が多く、効果が出やすい)
- 第2優先:英語(フィリピン系住民や観光・出張対応の共通言語として)
- 第3優先:ベトナム語・中国語・タガログ語(雇用している技能実習生・特定技能の構成に合わせて)
ページの優先順位も同じく絞り込みます。最初に翻訳すべきは「営業時間・アクセス」「メニューや料金」「予約・問い合わせ方法」「採用条件と応募手順」の4種だけ。会社沿革やブログまで一気に翻訳する必要はありません。
自動翻訳でいい箇所と、人力翻訳が必要な箇所
Google翻訳やDeepLの精度は年々上がっており、すべてを人力翻訳に頼る必要はありません。一方で、誤訳がそのままトラブル・損失につながる箇所は必ず人の目を通すべきです。線引きの目安はこうです。
- 自動翻訳でOK:会社沿革、ブログ記事、商品の補足説明、よくある質問の一部
- 人力翻訳が必須:料金・契約条件、医療や安全に関する説明、雇用条件(給与・休日・社会保険)、問い合わせフォームの項目名と必須注意書き
特に外国人雇用の採用ページで、月給や残業の扱いが誤訳されたまま掲載されていると、入社後の認識ズレや離職に直結します。料金表・契約・雇用条件の3点は、ネイティブチェック付きで翻訳することを強くおすすめします。費用は1ページあたり数万円から見ておくと現実的です。
やさしい日本語の書き方|現場で使える5つのコツ
やさしい日本語は、外国人向けというより「翻訳しやすい元原稿を作る作業」でもあります。元の日本語が複雑だと、自動翻訳の精度も人力翻訳のコストも悪化します。現場で使えるコツは次の5つです。
- 1文を短く(目安50文字以内、1文に主語と述語ひとつずつ)
- 難しい漢字にふりがな(「予約」→「予約(よやく)」)
- 専門用語を言い換える(「初診」→「はじめての診察」)
- 日付は西暦+数字(「令和7年4月1日」→「2025年4月1日」)
- 二重否定をやめる(「予約なしでは入店できません」→「予約が必要です」)
医療機関なら問診票、店舗ならメニュー注意書き、製造業なら募集要項——「ここだけはやさしい日本語に書き換える」と決めるだけで、来店・応募のハードルが下がります。社内の日本語マニュアルにもそのまま応用できるので、現場教育の効率化にもつながります。
可児・東濃エリアの多言語サイト構築はFUTSUへご相談ください
私たちFUTSUは岐阜県土岐市を拠点に、可児市・多治見市・美濃加茂市など東濃・中濃エリアの中小企業のWebサイト構築をお手伝いしています。多言語対応については、「全部翻訳」ではなく「成果が出る最小構成からスタートし、運用しながら広げる」方針でご提案しています。
「外国人のお客様や従業員が増えてきたが、サイトをどう作り変えればいいか分からない」「採用ページだけでもポルトガル語に対応したい」——そんな段階でのご相談も歓迎です。現状のサイトを拝見しながら、優先順位と概算費用をお伝えします。お問い合わせまたは無料見積もりから、お気軽にご連絡ください。サービス内容はこちらからもご確認いただけます。