COLUMN

モザイクタイルミュージアム客を呼ぶ多治見の集客術2026

岐阜県多治見市笠原町にある多治見市モザイクタイルミュージアムは、2016年6月の開館から10周年を迎えた東濃エリア屈指の観光拠点です。建築家・藤森照信氏が手がけた採土場をモチーフにした外観と、約1万点におよぶタイルコレクションを目当てに、コロナ禍を経た今も国内外から年間10万人超の来館者が訪れています。2025年には大阪・関西万博を契機に東海エリア全体への外国人観光客の流入が加速し、笠原・多治見エリアにも欧米・アジアからの個人旅行客が目立つようになりました。

一方で、ミュージアム周辺のカフェや雑貨店、陶磁器店からは「目の前を観光客が通り過ぎるのに、自店には立ち寄ってもらえない」という声が依然として聞かれます。問題は看板ではなく、遠方客や外国人観光客が旅程を組む「スマホの画面上」に、自店の情報が載っていないことにあります。

本記事では、ほぼ無料でできる「Googleビジネスプロフィールの多言語整備」「Instagram・TikTokの英語ハッシュタグ活用」「NAP情報の統一」を軸に、2026年現在の検索・SNS環境に合わせた具体的な手順を、岐阜・東濃エリアの店舗オーナー向けにまとめます。

なぜミュージアム来場者は素通りするのか

2026年の旅行者は、現地に着く前にスマホで行き先をほぼ確定させています。「多治見 カフェ」「タイルミュージアム 周辺 ランチ」と検索し、Googleマップに保存したリストを辿って移動するのが標準的な行動です。さらに最近はChatGPTやGoogleのAI検索(AI Overviews)で「多治見でタイル雑貨が買える店を3つ教えて」と尋ねて回答をそのまま信じるユーザーも増えています。この段階で検索結果やマップ上に表示されない店舗は、観光客にとっては存在していないのと同じです。

外国人観光客はさらにSNS依存が強い傾向です。日本政府観光局(JNTO)の訪日外国人消費動向調査でも、出発前に役立った情報源として「SNS」を挙げる割合は4割前後で推移し、欧米豪の若年層ではInstagramとTikTokが旅程決定の主軸になっています。看板や口コミだけに頼らず、観光客が「移動する前」の段階で、スマホに自店の情報を届けておくことが立ち寄りにつなげる第一歩です。

Googleビジネスプロフィールで動線を作る

無料施策で最も費用対効果が高いのが、Googleビジネスプロフィール(GBP)の整備です。ミュージアムから徒歩圏内の店舗なら、「モザイクタイルミュージアム周辺」を探す検索や、Googleマップの「近くで探す」機能に表示されるチャンスがあり、立地のよさをそのまま集客力に変えられます。

最近はGoogleがAIによる検索結果(AI Overviews)にもGBPの情報を引用するようになり、プロフィールの情報量と更新頻度が以前にも増して重要になっています。GBP整備の5ステップ:

  • Googleアカウントでログインし「Googleビジネスプロフィール」に店舗を登録する(無料)
  • 店名・住所・電話番号を、公式サイトやSNSと一字一句そろえて入力する
  • 営業時間・定休日・属性(Wi-Fi、キャッシュレス、ベジタリアン対応など)を正確に入力し、店舗説明に英語の一文を加える
  • 店内・商品・外観の写真を最低15枚登録する。スマホで縦長動画を1本上げると上位表示されやすい
  • 口コミには72時間以内に返信する。外国語の口コミには英語と日本語を併記する

費用はゼロ、必要なのは最初の1〜2時間と週1回の写真投稿だけです。

Instagram・TikTokで外国人ファンを獲得する

Instagramは依然として訪日前の外国人観光客が「行き先探し」に使う代表的なツールで、加えて2024〜2025年にかけてTikTokの旅行系検索利用も急増しました。多治見・笠原エリアのタイル雑貨店やカフェなら、次のようなハッシュタグの組み合わせが有効です。

  • 日本語:#多治見 #モザイクタイルミュージアム #タイル雑貨 #岐阜観光 #東濃
  • 英語:#MosaicTileMuseum #Tajimi #GifuJapan #JapanTravel #HiddenJapan

ポイントは、投稿に英語のキャプションを1〜2行添えるだけでも届く範囲が大きく変わることです。「焼きたてタイルクッキー 380円」なら「Freshly baked tile-shaped cookie ¥380 — only in Tajimi!」と一言加えるだけで、外国人観光客にも刺さる投稿になります。リール動画は15〜30秒、最初の2秒で「タイルが映る画」を入れるのがコツです。

投稿頻度は週2〜3回が目安です。Meta社の公式無料ツールMeta Business Suiteを使えば、Instagram・Facebookの投稿予約とインサイト分析を一括管理できます。AI生成のキャプション補助機能も標準搭載されたので、英語が苦手な方でも下書きを叩き台にできます。

つまずきやすい3つの落とし穴

インバウンド対策に取り組んでも効果が出ない場合、次の3つが原因になりがちです。

落とし穴1:NAP情報の不統一
NAP(Name・Address・Phone)が、GBP・公式サイト・食べログ・じゃらん・Tripadvisorなどで微妙に違うと、Googleからの信頼性評価が下がります。「株式会社」と「(株)」、番地・ハイフン・ビル名の表記ゆれも対象です。まずは全媒体を見比べ、Googleマップの表記に合わせて統一しましょう。

落とし穴2:機械翻訳のまま使う
ChatGPTやDeepLの精度は上がりましたが、メニュー名の直訳は依然として伝わりにくいままです。たとえば東濃の銘菓「栗きんとん」は、直訳より「Kuri-kinton(mashed sweet chestnut confection)」のようにローマ字表記+短い英語説明を添えるほうが正確に伝わります。アレルギー表記も英語併記が望ましいです。

落とし穴3:口コミの見返りに特典を渡す
「口コミを書いてくれたらドリンク1杯無料」といった特典提供は、Googleのポリシー違反にあたるうえ、2023年10月施行の景品表示法ステマ規制で行政処分の対象になり得ます。2024年以降、消費者庁による措置命令の事例も複数公表されました。口コミは見返りで集めるのではなく、「QRコードで投稿ページに案内する」「会計後に一言添える」程度にとどめるのが安全です。

今日から始める集客ロードマップ

マーケティング担当がいない店舗でも、1〜2週間で着手できる手順です。費用は基本的に無料です。

  • Step 1(約1時間):GBPに登録し、店名・住所・電話番号・営業時間を入力。店舗説明に英語の一文を加える
  • Step 2(約30分):店内・外観・商品の写真を15枚以上アップロード。「タイルが見える写真」と縦長動画を必ず1本入れる
  • Step 3(約30分):Instagramのプロフィールに英語の店舗紹介と「5 min walk from Mosaic Tile Museum」などアクセス情報を記載する
  • Step 4(翌日から):週2回の投稿を開始。英語1〜2行のキャプションと #MosaicTileMuseum を付ける
  • Step 5(1週間後):GBPのインサイトで「どの検索語で表示されたか」を確認し、投稿に反映する

成果はすぐには出ません。SNSやマップの効果は継続によって積み上がるもので、3〜6か月続けることで、検索表示の回数や口コミが少しずつ増えていきます。1年続けば、ミュージアム来場者の「ついで来店」が日常の景色に変わります。

土岐・多治見・東濃エリアの店舗運営は株式会社FUTSUへ

多治見市モザイクタイルミュージアムは、笠原エリアの店舗にとってこれ以上ない「集客装置」です。その恩恵を受ける鍵は、観光客がスマホで調べる前の段階に、自店の情報を正確に届けておくことに尽きます。GBPの多言語整備・SNSの英語ハッシュタグ投稿・NAP統一は、いずれも費用をほぼかけずに始められる施策です。

株式会社FUTSUは岐阜県土岐市を拠点に、多治見・瑞浪・恵那など東濃エリアの店舗・事業者のWeb集客を支援しています。GBPの設定代行、多言語ホームページ制作、Instagram運用サポート、インバウンド向けLP制作まで、地元に密着した視点でワンストップ対応が可能です。「何から手をつければいいかわからない」「英語対応に自信がない」「続ける仕組みを作りたい」という方は、まずは無料相談・無料お見積もりをご利用ください。制作事例もぜひご覧ください。

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